家計簿をつけたほうがいいとわかっていても、「面倒で続かない」と感じる人は多いです。
私も以前は、家計簿をきれいにつけようとして何度も挫折しました。レシートを全部残して、食費・日用品・外食・交際費・交通費・趣味・医療費など、10項目以上に分けていた時期もあります。
最初の数日は「今回はちゃんと続けるぞ」と思うのですが、仕事が忙しくなるとレシートが財布にたまり、入力を後回しにして、結局2週間ほどでやめてしまいました。
そこからやり方を変えて、項目を「食費・固定費・その他」の3つだけに絞りました。さらに、毎日ではなく週1回だけ見返す形にしたところ、家計簿への苦手意識がかなり減りました。
家計簿が続かない原因は、性格ではありません。
多くの場合、やり方が細かすぎるだけです。
家計簿は、完璧に書くためのものではなく、お金の流れをざっくり見えるようにするための道具です。
この記事では、家計簿が面倒な人でも続けやすい方法を、実際の記録例やおすすめのツールも交えながら紹介します。
家計簿が続かない原因は「細かくやりすぎること」
家計簿が続かない人ほど、最初からきちんとやろうとしがちです。
たとえば、次のようなやり方です。
- レシートを全部保管する
- 1円単位で合わせようとする
- 支出項目を細かく分ける
- 毎日必ず入力する
- 空白の日を作らないようにする
この方法は、家計管理が好きな人には合うかもしれません。
でも、家計簿が苦手な人にとってはかなり重いです。
私も以前は、「日用品」と「雑費」の違いで毎回迷っていました。ドラッグストアで洗剤とお菓子を一緒に買ったとき、どこまで分けるか考えるだけで面倒になっていました。
そこで、細かい分類をやめました。
今は、基本的に次の3つだけです。
| 項目 | 内容 |
| 食費 | スーパー、コンビニ、外食、飲み物 |
| 固定費 | 家賃、通信費、サブスク、保険など |
| その他 | 日用品、服、趣味、交際費など |
最初はこのくらいで十分です。
家計簿の目的は、きれいに分類することではありません。
「何に使いすぎているか」がざっくりわかれば、それだけで十分役に立ちます。
ズボラでも続く家計簿は「金額だけメモ」でいい
家計簿が面倒な人におすすめなのは、使った金額だけをメモする方法です。
レシートを1枚ずつ入力しなくても大丈夫です。
たとえば、私のメモはかなり簡単です。
7/1
食費 1,280円
その他 550円
7/2
食費 920円
外食 1,100円
7/3
食費 0円
その他 330円
これくらいなら、スマホのメモアプリで1分もかかりません。
もっと面倒な日は、1日の合計だけでもOKです。
7/4 合計2,300円
7/5 合計1,600円
7/6 合計0円
家計簿は、細かく書けた日だけ価値があるわけではありません。
ざっくりでも残しておくと、1週間後に「今週は外食が多かった」「コンビニに寄りすぎた」と気づけます。
続かない家計簿より、ざっくりでも続く家計簿のほうが役に立ちます。
家計簿の項目は最初から増やさない
家計簿を始めるときに、項目を増やしすぎると失敗しやすいです。
最初は、次の3項目で十分です。
- 食費
- 固定費
- その他
余裕が出てきたら、必要に応じて項目を足せば大丈夫です。
たとえば、外食が多い人は「外食」を分ける。趣味にお金を使う人は「趣味」を分ける。コンビニ代が気になる人は「コンビニ」を分ける。
最初から全部を分ける必要はありません。
私の場合、最初に10項目以上に分けたときは続きませんでした。でも、3項目に減らしたら迷う時間がほとんどなくなりました。
家計簿は、入力前に悩む時間を減らすほど続きやすくなります。
毎日つけなくていい。週1回で十分続く
家計簿は毎日つけないと意味がないと思うかもしれません。
でも、面倒で続かない人ほど、毎日ルールをやめたほうがいいです。
おすすめは、週1回だけ見返す方法です。
たとえば、日曜の夜に5分だけ確認します。
- 今週いくら使ったか見る
- 食費が多いか確認する
- その他の出費で気になるものを見る
- 来週ひとつだけ気をつけることを決める
これだけで十分です。
私の場合、毎日入力しようとしていた頃はすぐ挫折しました。でも、日曜だけ見る形にしたら、「平日は多少抜けてもいい」と思えるようになり、かなりラクになりました。
家計簿は、毎日頑張るより、戻ってこられる仕組みを作るほうが大切です。
ズボラ向けの家計簿ツールはこの3つ
家計簿は、使うツールによって続けやすさが変わります。
おすすめは、次の3パターンです。
| タイプ | 向いている人 | 具体例 |
| 自動化したい人 | 入力を減らしたい人 | マネーフォワード ME、Zaim |
| 手書き派の人 | 紙でざっくり管理したい人 | 100円ショップの家計簿ノート、無印良品のノート |
| とにかく簡単にしたい人 | アプリ設定も面倒な人 | スマホのメモアプリ、Googleスプレッドシート |
自動化したい人には、マネーフォワード MEやZaimのような家計簿アプリが向いています。銀行口座やクレジットカードと連携できるため、入力の手間を減らしやすいです。
ただし、連携設定が面倒に感じる人もいます。
その場合は、スマホのメモアプリで十分です。
私は最初、家計簿アプリの機能が多すぎて使いこなせませんでした。結局、最初に続いたのはスマホのメモでした。
家計簿は、高機能なものを選べばいいわけではありません。
自分が一番ラクに開けるものを選ぶのが正解です。
手書き家計簿は「きれいに書かない」がコツ
手書きの家計簿は、自由に書けるのが魅力です。
ただし、きれいに書こうとすると続きにくくなります。
手書きで続けたいなら、ノートは安いもので十分です。100円ショップの家計簿ノートでも、普通の大学ノートでも問題ありません。
書く内容は、これくらいで大丈夫です。
7月1週目
食費 8,500円
固定費 72,000円
その他 5,300円
メモ:コンビニが多かった。来週は飲み物を家から持つ。
毎日びっしり書く必要はありません。
週ごとの合計と、気づいたことを一言書くだけでも、家計の流れは見えてきます。
手書き派の人は、書くことで頭の中が整理されやすいのがメリットです。
アプリ家計簿は「自動化したい人」に向いている
入力が面倒な人には、家計簿アプリが向いています。
特に、クレジットカードや電子マネーをよく使う人は、自動で支出を取り込めるアプリを使うとかなりラクです。
代表的なものには、マネーフォワード MEやZaimがあります。
ただし、最初からすべての口座やカードを連携しようとすると疲れます。
まずは、よく使うクレジットカード1枚だけ連携するくらいで十分です。
アプリを使うときも、最初から細かい分析をしなくて大丈夫です。
見るポイントは、まずこの3つだけです。
- 今月いくら使ったか
- 食費が多すぎないか
- サブスクや固定費が増えていないか
アプリは便利ですが、使いこなすことが目的ではありません。
家計がざっくり見えればOKです。
固定費を見直すと家計簿の効果が出やすい
家計簿をつけ始めたら、最初に見るべきなのは細かい出費より固定費です。
毎日のコンビニ代を責めるより、毎月自動で出ていくお金を確認したほうが、負担なく節約につながりやすいです。
たとえば、次のようなものです。
- スマホ代
- サブスク
- 保険
- インターネット代
- 使っていない有料サービス
私の場合、以前はスマホ代が月7,000円ほどかかっていました。見直して格安SIMに変えたことで、月2,000円前後まで下がりました。
差額は月5,000円ほどです。
年間で考えると、約60,000円の差になります。
こういう固定費は、一度見直すと効果が続きます。
家計簿をつけるなら、まずは「毎月同じように出ているお金」を見るのがおすすめです。
家計簿を節約につなげる見方
家計簿は、つけるだけでは節約になりません。
大切なのは、見返したあとに行動を1つだけ変えることです。
たとえば、こんな感じです。
| 家計簿で気づいたこと | 来週やること |
| コンビニが多い | 飲み物を家から持っていく |
| 外食が多い | 平日1回だけ自炊にする |
| サブスクが多い | 使っていないものを1つ解約する |
| 日用品の衝動買いが多い | 買う前に在庫を確認する |
ポイントは、全部を変えようとしないことです。
来週変えるのは1つだけで十分です。
私も、最初は「コンビニに行かない」と決めて失敗しました。今は「週5回を週3回に減らす」くらいのゆるい目標にしています。
完璧にやめるより、少し減らすほうが続きます。
家計簿が途切れても再開すればいい
家計簿は、途中で空白ができても問題ありません。
数日つけられなかったからといって、失敗ではありません。
私も何度も空白があります。
忙しい週は、レシートも見ずに「だいたい使いすぎたな」で終わることもあります。それでも、次の週からまた再開すれば十分です。
家計簿で大切なのは、止まらないことではありません。
止まっても戻れることです。
再開するときは、抜けた分を全部埋めようとしなくて大丈夫です。
今日からまた書けばOKです。
まずは今日の出費を1つだけメモする
家計簿を始めるなら、最初からノートを買ったり、アプリを設定したりしなくても大丈夫です。
まずは、今日使ったお金を1つだけメモしてみてください。
7/5 食費 980円
これだけでも家計簿の第一歩です。
次の日もできたら続ける。忘れたら、また思い出した日に書く。
そのくらい軽い始め方で十分です。
家計簿は、きれいに続ける人だけのものではありません。
ズボラでも、面倒くさがりでも、やり方を軽くすれば続けやすくなります。
まとめ
家計簿が面倒で続かない原因は、性格ではなく、やり方が細かすぎることが多いです。
レシートを全部入力したり、1円単位で合わせたり、項目を増やしすぎたりすると、誰でも負担に感じやすくなります。
続けるためには、完璧を目指すより、仕組みを軽くすることが大切です。
この記事のポイントをまとめます。
- 家計簿が続かないのは、意志が弱いからではない
- 最初は「食費・固定費・その他」の3項目で十分
- レシートを全部入力せず、金額だけメモしてもいい
- 毎日ではなく週1回の確認でも役に立つ
- 自動化したい人はマネーフォワード MEやZaimが向いている
- 手書き派は100円ショップの家計簿ノートや普通のノートでも十分
- 面倒な人はスマホのメモアプリから始めるのが簡単
- 節約につなげるなら、まず固定費を見る
- スマホ代やサブスクは、一度見直すと効果が続きやすい
- 家計簿が途切れても、今日から再開すればいい
家計簿は、自分を責めるためのものではありません。
お金の流れをゆるく見えるようにして、暮らしを少しずつ整えるための道具です。
まずは今日、使った金額を1つだけメモしてみてください。
そこから始めるくらいが、ズボラでも続きやすい家計簿の第一歩です。

